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未曾有の国難 [えにっき]

まるで、水面に浮かぶ船の上に立っているかのようでした。

ゆらゆらと波を打つ地面。

見上げてみると、電線が好き勝手に振り回されておりました。

地区によっては停電となり、電話は全く繋がらず、

電車は終日運転見合わせ。

日ごろから、災害があった場合起こりうると、

警鐘が鳴らされていた「帰宅難民」に、私もなったのでした。

多少の情報収集はしていたものの、会社では停電もなかったため、

危機感がどれだけあったのか問われれば、

かなり楽観的だったと言わざるを得ません。

そのため、なんとか自宅に戻り、

テレビのニュースで東北地方の壊滅的被害を目の当たりにしたときには

事態を軽く見て、疲れたと文句を言うだけの自分を恥じたのでした。

摩天楼.jpg

ちなみに、安全が確保されているならば、その場にとどまるのが原則なんだそうです。

歩きで帰ったり、レンタカーを借りてでも帰ったりするのは言語道断だそうです。

会社に非常食やその他防災用品を置いておくのは必須だと思いました。

それから、昨日スーパーに行ったらさまざまな商品が品薄になっておりました。

次の揺れに備えて買い占められているものもあるんでしょうが、

地域によって物流がストップしているようです。

デマに振り回されてパニックに陥らないよう、心がけましょう。

マグニチュード8程度の大きな余震は

まだこれから1年の間は起こる可能性があるそうです。

その余震の震源が断層の南端で起きれば、首都圏直撃となるそうです。

今回の体験を踏まえ準備をし、適切に行動できるように備えなくては。

しかし、今回は地震の揺れそのものより、

津波による被害の方が格段に大きかったように思います。

堤防を、易々と越えていく濁流。

堤防も、建物も、電気も、何もかも、なかったものみたいにして飲み込んでいく。

まるで、世界の終わりのような光景でした。

世の中便利になればなるほど、被害は大きくなる。

今回の地震でそんな矛盾を感じました。

私も寄付をしますが、皆様何卒寄付をよろしくお願いいたします。

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