SSブログ

V字回復。 [QUEEN]

なにもサボっていたわけではありません。

飽きたわけでもないのです。

ここのところゆっくり音楽を聴く時間をあまり持てず

だからといって適当に聴いて適当な感想を書くつもりもなかったので

随分と時間がたってしまいました。

「The Works」QUEEN11枚目のアルバムです。

the works 001.jpg

その前の「Hot Space」を聴いたとき、思ったものです。

ピークはもはや過ぎ去ったのかと。

U氏に初めてQUEENの曲を聴かせてもらったとき

(前期の曲が収められている方の“Greatest Hits”です)

あたしにとってはもう本当に、

新大陸を発見したかのような衝撃だったのですが

後期に入ると、その震えるような驚きと新鮮味は影を潜めてしまったのでした。

“The Game”は確かに折り返し地点だった、そう思ったのです。

いったい、多用されているシンセの機械的な音からくる軽さのせいなのか

はたまたこの風呂場で聴いてるような音の響きがそうさせるのか

とにかく前期のものと比べると、後期の曲の方が圧倒的に古さを感じるのです。

古い曲でも、何度も聴いた思い出の曲などは

いつまでたっても何度聴いても色褪せないものなんですが

聴いたことのない古い曲って、音を聴いた途端、

古っ!!って思うもんなんですよね。

後期の曲には全体的にそんな古さを感じます。

でもね、なぜか、なぜかなんですよ、

前期の曲は、そっちの方がよっぽど古いのにもかかわらず、

今聴いても新しく、古さが全く感じられないのですっ!

‥と、まあまあ、前期礼賛はこれくらいとして。

いったい何度同じことを言えば気が済むんだ、あたし。

もう分かったから。

そんな感じで、Greatest HitsもⅠはよく聴いたけど、

実のところⅡはほとんど聴いていないので

あたしにとって未知の部分が多い後期の作品なのでありますが

今回のこの「The Works」、予想と違っていいアルバムでした。

まず“RADIO GA GA”

観客が曲に合わせて手拍子をするシーンで有名ですよね。

凛としていて、聴いていると胸の奥から希望が湧き上がってくるようです。

そして次の“TEAR IT UP”は

フレディの男臭い歌いっぷりがカッコイイ曲なのですが

“IT'S A HARD LIFE”では一転、

フレディの美しく儚げな歌声から始まる、切ない曲。

かと思えば次の“MAN OF THE PROWL”では

古き良き時代を彷彿とさせるロックンロール、ってな感じで

フレディの歌いっぷりは実に変幻自在です。

そして、“RADIO GA GA”と双璧をなす曲といえば

“BREAK FREE”ですが、この曲のビデオは強烈らしいですね。

U氏は見たことあるそうなのですが、4人とも女装していて、

特にフレディの気持ち悪さといったら相当なものらしいです。

しかし曲はと言いますと、歌詞の内容はもちろんですが

キレのいいフレディの歌いっぷりがきっぱりとしていて力強く、

抑圧された人々にとってシンボル的な曲となったのも頷けます。

the works 002.jpg

ジャケット裏。

口ひげマッチョがすっかり馴染んで

いい感じのおっさんなフレディさんです。

次のCDまだ買ってないから早く買わなきゃー。


ザ・ワークス(紙ジャケット仕様)

ザ・ワークス(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2004/02/25
  • メディア: CD




共通テーマ:日記・雑感
ドラマの感想雪!? ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。